「リトル・マエストラ」のネタバレあらすじ結末

リ トル・マエストラの紹介:港町福浦では過疎化や高齢化が進んでいた。福浦にはアマチュアオーケストラが存在していて、ある日指揮者の吉川が急死してしま う。そしてオーケストラの町からの援助が打ち切りに。みどりは吉川から孫娘の美咲が天才指揮者と聞いていて、彼女の指揮でコンクールで良い結果を目指す。 しかし、美咲は落ちこぼれ指揮者だった。美咲の成長とオーケストラの町人達の想いを描いた作品。主演は有村架純

 

映画「リトル・マエストラ」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「リトル・マエストラ」のネタバレあらすじに注意ください。

 

予告動画

リトル・マエストラの主な出演者

吉川美咲(有村架純)、三村みどり(釈由美子)、荒沢源次(蟹江敬三)、大野岩雄(篠井英介)、井坂洋子(筒井真理子)、大野正也(上遠野太洸)、荒沢勝(松本利夫)

リトル・マエストラのネタバレあらすじ

【起】- リトル・マエストラのあらすじ1

日本海に面した港町福浦では漁獲量が減っていました。過疎化や高齢化も進んでいます。しかし、この街には「威風堂々」を得意曲とする元気なアマチュアオーケストラがありました。
指揮者の吉川は有名な海外の指揮者から学び、後継者として任されていました。しかし、不慮の事故によって聴覚の一部を失ってプロを諦めたのだと本人は語ります。
孫娘の美咲は素晴らしい才能を持っていて、有名な音楽学校にも行っている事を自慢する吉川でした。ある日オーケストラの練習で吉川は腰を痛めてしまいます。
その後まもなくして吉川は他界してしまいます。指揮者のいなくなったオーケストラは町からの援助を受けれなくなってしまいます。町の財政も限界だったのです。
何か良いアイディアはないかとみどりは皆から頼まれます。その時思い出したのが吉川の孫娘の美咲です。彼女を天才指揮者として聞いていたので、オーケストラの指揮を頼み、コンクールで良い結果を出そうと考えます。

【承】- リトル・マエストラのあらすじ2

呼び寄せた美咲から話しを聞いていると、天才指揮者である事は吉川のほら話だと分かります。困ったみどりを見て、美咲は天才指揮者のふりをしてあげると言います。
美咲は学校のブラスバンドの指揮者でした。しかし、演奏者達からは嫌われていました。また、彼女は小さい頃に手に怪我をしてしまって、楽器を弾くことができませんでした。家族は楽器が弾けました。美咲は落ちこぼれだったのです。
町へ到着すると美咲を大歓迎する町人達でした。実際に演奏を聞きますが、美咲は真面目に言いたいことを言わずに皆をよいしょして終わります。
ある日オーケストラの演奏をしていると、調子にのった皆が色々な所で発表しようと言います。その時に学校のブラスバンドの子達から電話がかかってきます。
オーケストラのメンバーの正也が電話をとり、美咲が天才指揮者でない事がバレてしまいます。皆の前で美咲は本当の事を言います。そして皆の演奏の悪いところを強い口調で言います。

【転】- リトル・マエストラのあらすじ3

騙された事と、自分達の演奏を馬鹿にされたと思った演奏者達は帰っていきます。ティンパニーのタツ爺だけは残りました。彼は耳が悪かったのです。
それから演奏者達はオーケストラが解散の方向に向かっていると感じていました。楽器を売りにだす人や、仕事を辞めて息子の元に行くのを考える人も出てきます。
みどりは以前にも解散の危機があった事を知ります。それはみどりの母がコンマスをしていた時、母が生きていた時の話しです。威風堂々をなぜ演奏するようになったのかを知ります。
美咲がバスで帰ることになった日、みどりの元にタツ爺が訪ねてきます。美咲が指揮棒を忘れていたのです。タツ爺は美咲の指摘が素晴らしかった事を話すと、みどりはバスを追いかけます。
なんとか間に合ったみどりは美咲を引き止めます。美咲は指揮棒をとりにタツ爺のところに行きます。タツ爺から曲は作曲者からの手紙だよとアドバイスされます。
美咲は威風堂々を勉強していきます。そして一人ひとりにパート譜を渡していきます。皆相手にしませんでした。しかし、みどりは本当の想いを伝えようと協力します。

【結】- リトル・マエストラのあらすじ4

町中にサイレンを鳴らして町人達を集めます。美咲の想いに町人達は感銘を受けます。呼吸器系の病気でバスケの試合に出ることを諦めていた正也は再び挑戦することを決意します。
ここでタツ爺が真実を話します。吉川が話していた自慢話は実はタツ爺の事だったのです。だから耳が悪かったのです。そしてオーケストラのオーナーはタツ爺だった事を話します。
オーケストラは再開されて、コンクールに向けて練習が始まります。いざ本番になると、待合室で正也の試合がテレビで流れます。
試合の応援には土砂崩れで誰もきていない状況でした。タツ爺からの新たなアドバイスで美咲は曲の宛名を探していました。宛名はコンクールではなく、正也の試合の応援だと気づきます。
メンバーの源次の息子の勝が試合会場に送りにやってきます。タイミングが良いのは源次の妻がこうなる事に気づいていたからでした。
接戦の試合に間に合ったオーケストラは威風堂々を演奏します。途中出場した正也がシュートを決めれば勝利になりますが、惜しくも決まりませんでした。
オーケストラの演奏を見た人達から町に依頼が殺到します。美咲は船で帰ることになりました。彼女の見送りに皆は丘から演奏します。船から指揮する美咲をバックにエンディングとなります。