「ドリームガール」のネタバレあらすじ結末

ドリームガールの主な出演者

カーティス・テイラー・ジュニア(ジェイミー・フォックス)、ディーナ・ジョーンズ(ビヨンセ・ノウルズ)、ジェームズ・サンダーアーリー(エディ・マーフィー)

ドリームガールのネタバレあらすじ

【起】- ドリームガールのあらすじ1

歌手になることを夢見る純粋な少女たち、ディーナ、エフィ、ローレルは舞台で公演ができるオーディションに何度も参加しますが、残念ながらいつも不合格になってしまいます。
落ち込んでいる彼女たちにジミーのマネージャであるカーティスは、ジミーという歌手のバックコーラスをやらないかと提案されます。
それを聞いた彼女達は、その場に集まり三人で相談を始めます。
メインの歌手にはなれないけれど、自分達の今後に良いチャンスだと思いバックコーラスになることを決心します。
人柄が良さそうなカーティスでしたが、実際はジミーを有名にするためには、手段を選ばないような非道な人でした。
そのおかげで、ジミーはどんどん有名な歌手になっていきます。

【承】- ドリームガールのあらすじ2

バックコーラスとして忙しい日々を過ごしていたある日、エフィとカーティスが付き合うことになります。
また、ローレルとジミーも恋人関係になり始めます。
エフィは昔から、彼女たちのリーダー的存在で主導権を握っていました。
カーティスがエフィに近づいたのも、それが理由だったのです。
そして、やっと彼女たちは自分たちのアルバムを出せるようになります。
ドリームガールズというグループ名で活動をスタートしましたが驚くことにグループのメインは、リーダーのエフィではなくてディーナでした。
歌唱力よりも外見を優先させたのです。
エフィは今まで自分がリーダーとして中心にいたのに、デビューした途端にディーナがメインになったことを不満に思いました。
彼氏であるカーティスが自分ではなく、ディーナばかりを褒めたりすることも嫌になったのです。
色々と不満を持って裏切れた気分のエフィは、感情を爆発させ周りに迷惑をかけます。
自暴自棄になったエフィは練習に参加しなくなり、グループのスケジュールも行かなくなったのです。
結局、信頼を失いグループから外されてしまいます。
それと同時にエフィは、カーティスの子どもを妊娠して悩んでいたのです。

【転】- ドリームガールのあらすじ3

エフィがグループを辞めたあとカーティスは、ディーナと結婚をします。
それからというものの、ドリームガールズはすっかりスーパースターの仲間入りを果たします。
カーティスも有名事務所のトップとして成功をしました。
しかしカーティスはどんどん所属する歌手が売れていくにつれて、自分の追及する音楽の価値観を押し付けるようになったのです。
所属する歌手たちは、カーティスに嫌気がさし、歌を歌うことが苦痛になっていきました。
その結果、ジミーは激怒します。
カーティスが追及してきた音楽ではなく、ジミーだけの歌を歌いたいという理由で契約を切られます。
自分を見失ったジミーは、今までずっと献身的に支えてくれたローレルにも別れを告げられます。

【結】- ドリームガールのあらすじ4

脱退したあと、子どもを育てながらも自分には歌しかないとずっとエフィは思っていました。
なんともいえないタイミングで、兄のC.C.に再び歌ってみないかと声をかけられます。
凄く悩んだ末にエフィは、歌手として復活することを決意するのです。
そのことを知ったカーティスは復活を阻止する為にあらゆる手段を使います。
エフィの歌をそのまま流行っているディスコ調に変えてディーナに歌わせ、放送局にワイロを渡してエフィの曲を流れないようにしたのです。
全てのカーティスの悪事に気づいたディーナは、やっと騙されていたことに気が付きます。
そして、エフィに対して謝罪し今まで裏で行われていたことを話します。
エフィは仲間と弁護士と一致団結し、カーティスを追放します。
ディーナはカーティスと離婚をして自由になれました。
いよいよドリームガールズの解散コンサートです。
復活したエフィを含むドリームガールズで華やかなステージで歌を披露します。
その時にカーティスはエフィの一緒にいる女の子を見つけて、自分の子どもだと気づくでした。

「デッドホスピタル」のネタバレあらすじ結末

映画「デッドホスピタル」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「デッドホスピタル」のネタバレあらすじに注意ください。

 

デッドホスピタルの主な出演者

ゾフィア(ダイアナ・ラドナイ)、少女(ヴェラ・ヒューブナー)、ザラ(アンドレア・ゲルハルト)

デッドホスピタルのネタバレあらすじ

【起】- デッドホスピタルのあらすじ1

手術室では緊急のオペをしていました。身元不明の少女が運ばれてきたのです。少女はひどく混乱していました。治療を施しますが少女は亡くなってしまいます。
少女の手術を行っていた看護師長のゾフィアは、同僚の医師コンラートと付き合っていました。彼の子供を授かった事をコンラートに知られます。コンラートは子供が欲しくなくて怒り出します。
実はコンラートは同僚の看護師のザラと付き合っていました。彼は二股をかけていたのです。
落ち込んでいたゾフィアは同僚のリヒャルトと飲みに行きます。彼はとても優しい医師でした。飲みの帰り道でゾフィアは車にひかれてしまいます。
ゾフィアは職場の病院に運ばれて一命をとりとめます。しかし、お腹にいた赤ちゃんは亡くなってしまいます。

【承】- デッドホスピタルのあらすじ2

少女の検死を行うと、医療事故の可能性がでてきます。ゾフィアが点滴の量を間違えたのが原因だと医師達は考えます。ゾフィアを在宅介護の職場に異動することが決定します。
体が回復したゾフィアは新たな職場に向かいます。夕方、コンラートが仕事の説明をします。そこで彼はゾフィアに別れを告げます。
自宅に帰ったコンラートはザラが来るのを待っていました。しかし、不吉な音がしてきます。そこには手術で亡くなったはずの少女がいたのです。
ザラが到着するとコンラートは亡くなっていました。警察に連絡をして、ゾフィアが事情聴取に呼ばれます。それからゾフィアは警察にマークされます。
翌日ゾフィアはザラを呼び出します。二股をかけられていた事を知るゾフィアでした。その後病院からの呼び出しでザラは夜勤に向かいます。

【転】- デッドホスピタルのあらすじ3

出勤したザラに少女が現れて、ザラも亡くなってしまいます。少女には痣がありました。ゾフィアにも同じ痣がいつの間にかついていて、コンラートにもついていました。
今日も手術を行っていた医師シュトルツはシャワーを浴びに行きます。水の代わりに血が流れてきて、停電してしまいます。守衛に連絡した後、シュトルツは死亡してしまいます。
警官の一人が病院に捜査に行っていました。そこでゾフィアと出会います。その後警察署に戻り、自宅に帰ると少女が現れて殺されます。
ゾフィアは少女が犯人である事に気づいていきます。リヒャルトと夜を過ごして、ゆっくりしていると何か見落としているとゾフィアは感じます。二人は病院に再度調べに行きます。

【結】- デッドホスピタルのあらすじ4

警察はこれ以上犠牲をださないためにゾフィアを逮捕しに向かいます。一方ゾフィア達はカルテを調べます。
ゾフィアは霊安室に少女の遺体があるかどうかをリヒャルトに調べに行ってもらいます。その間カルテをみているとある事に気づきます。
他の患者のカルテと混ざってしまっていたのです。間違って塩化カリウムが大量に少女に処方されていました。
霊安室に見に行くと、少女の遺体が無いことにリヒャルトは気づきます。電気が停電していき、リヒャルトは少女に殺されます。
ゾフィアがリヒャルトを探しに行き、彼の遺体を見つけます。そこに警察がかけつけて、凶器を持ってしまっていたゾフィアは逮捕されます。
パトカーで連行されるゾフィアをバックにエンディングとなります。

「秘密THETOPSECRETトップシークレット」のネタバレあらすじ結末

映画「秘密THETOPSECRETトップシークレット」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「秘密THETOPSECRETトップシークレット」のネタバレあらすじに注意ください。

 

予告動画

秘密THETOPSECRETトップシークレットの主な出演者

薪剛(生田斗真)、青木一行(岡田将生)、貝沼清孝(吉川晃司)、鈴木克洋(松坂桃 李)、露口絹子(織田梨沙)、今井孝史(大倉孝二)、天地奈々子(木南晴夏)、岡部靖文(平山祐介)、女性ネクタイ殺しの犯人(三浦誠己)、山口和英(泉 澤祐希)、平井学(望月歩)、田中俊一(前野朋哉)、青木の父(小市慢太郎)、三好雪子(栗山千明)、露口絹子(織田梨沙)、露口浩一(椎名桔平)、斎藤 純一郎(リリー・フランキー)、眞鍋駿介(大森南朋

秘密THETOPSECRETトップシークレットのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①特殊脳内捜査チーム・通称第九は警視庁の正式な機関になるべく、死刑になった父 親・露口浩一の脳を見て彼が遺棄したという娘の遺体を探そうと試みる。しかし浩一の脳からは殺人の実行犯はサイコパスの長女・絹子であった。浩一が死刑に なったため絹子は記憶喪失というふれこみで現れる。絹子の捜査をするうちに、9人が同時刻に自殺する事件や、過去に封印したはずの貝沼事件も出てきた。謎 を解き明かした薪と青木は世界の闇の部分だけでなく、幸せな部分も見た。 ②「なぜ死んだはずの少女(絹子)は生きていたのか」→絹子こそが真犯人で、父・浩一を操っていた。「なぜ、つながるはずのない事件が次々と連鎖するの か」→貝沼清孝が催眠をかけ、9人の少年院の少年に自殺の暗示催眠をかけていたから(きっかけは皆既日食)。「なぜ、第九は<貝沼事件>を封印したのか」 →貝沼の脳を見た犠牲者が次々に自殺&精神錯乱していったから。「第九室長・薪の親友・鈴木が自分の命と引き換えにしてまで隠した<秘密>とは」→貝沼清 孝がおこなった28人連続殺害事件は、すべて薪に向けてのプレゼントだったから(貝沼のゆがんだ愛情のなせる業)。それを知った薪が精神的に耐えられない だろうと思った鈴木は、貝沼の脳を破壊することで秘密を守ろうとした。

【起】- 秘密THETOPSECRETトップシークレットのあらすじ1

科学警察研究所 法医第九研究室。特殊脳内捜査チーム。死者の脳内に強力な磁力による電気刺激を与えるMRI捜査で、死者が見た映像を再現する。通称・第九〟
(注:劇中で使われる「MRI」は、現代医療に広く普及しているMRIとは異なるもの。「Memory Reproduction Imaging system」の略で「記憶映像再現システム」といったところか)
この第九のMRI捜査によって、犯人特定が容易になるものの、一方では大きなデメリットがあります。「あくまで死者本人が主観的に見た映像」のため、通常では目視しないはずの幽霊や幻影なども映しだすためです(客観性がないということ)。
そのため第九は警視庁の中でも、正式な機関としては位置づけされていません。
臨床試験によって何か手柄を挙げれば正式な機関として認められる可能性もあります。
青木一行は東大法学部卒のエリート捜査員で、明日から第九への配属が決まっていました。
第九の室長は薪剛という若い男性で、過去に「28人を殺害した凶悪犯・貝沼清孝」の脳を見たスタッフの中の、唯一の生き残りと言われます。他の人は精神に 異常をきたしたり自殺したりして、現在の部署に残っている人はいません。また貝沼の脳は当時のスタッフのひとり・鈴木克洋に破壊されたので、もう見ること はできませんでした。
特殊脳内捜査チームの刑事・眞鍋駿介と共にある若い女性の死体を見た青木は、被害者女性の右手首に、赤いハートマークのタトゥーが刻まれていることに気づきます。
一日早く第九に呼ばれました。そこには先ほど見た被害者女性の、脳内の映像を見せられました。犯人は眞鍋が聴取している男性ではなく、全く別の男性です。
想像よりもはるかに美しい映像に感嘆し、ここまで忠実に死の直前までの映像が見られるのかと感心した青木ですが、死ぬ直前に犯人の顔が、一瞬悪魔の姿に変 化するのを見逃しませんでした。被害者女性の主観によって映像が構成されるため、このような映像の変化はよくあることだと教わります。
青木の一家はかつて何者かによって惨殺され、唯一の生存者である父親も自発呼吸すらできない意識不明の状態に陥っています。17歳で東京大学に入り、以降あらゆる分野に精通した青木は、第九に入ったことで凶悪犯を摘発したいと強く願っていました。
薪は青木に、まず警視庁で第九の地位を認めさせるために、3年前の露口一家殺害事件を解決しろと命令します。
その事件は父である露口浩一が犯人で、彼は妻・真理、母・桜、次女・麻子を殺し、長女・絹子の遺体は川に捨てたと証言しました。死刑が求刑されています。
家の中には妻と母と次女の遺体がありましたが、長女・絹子の遺体だけは3年が経過しても見つかっていません。
死刑執行された後に露口浩一の脳をスキャンして、長女・絹子の死体を探すこと…これが青木に課せられた最初の課題でした。
浩一の脳を見るにあたり、青木は薪に「客観的に見ること」を何度も念押しされます。
その頃別室では、死刑執行された浩一の遺体が運ばれ、監察医・三好雪子が浩一の頭蓋を開けて脳を露出すると、ナノマシーンを注入してMRI捜査の準備をしていました。
剥きだしになった浩一の脳には透明なヘルメットがかぶせられます。青木にもたくさんのコードが頭部につけられました。
死者の映像を直接体感するのは青木ですが、映像は同時に外部にも出力されて他の人物も見ることができます。記録もされるので、あとで再生可能でした。
露口浩一の脳活動のモニターが開始されます。
浩一の映像は、死刑執行直前の映像から始まりました。長女・絹子の写真を見た浩一は刑務官に呼ばれて長い廊下を歩きますが、廊下の奥には黒い女性(妻の幽霊)が見えます。
脳内スキャンの開発は進み、現在は数年前までは優に遡れるようになっています。
3年前の事件当日の映像が見つかりました。
浩一は居間で次女・麻子の遺体を発見し、血痕をたどって台所で妻・真理の遺体を発見し、さらに奥のドアを開いて、長女・絹子が祖母(浩一の母)・桜を殺し ている現場を目撃しました。絹子は浩一の姿を見ると包丁を持って近づき、浩一の手に握らせて自分に向けた後、立ち去っていました。
浩一は、絹子が去った後、死んだ家族の脳を破壊していました。これは、脳内映像の再生により、犯人が絹子だということを隠匿するためです。
露口家の一家殺害事件の真犯人は、浩一ではなく、浩一が「殺して川に沈めた」と自供していた長女・絹子の仕業でした。浩一は絹子をかばって「殺した」と自供しており、真犯人の絹子は現在も逃亡中ということになります。
速やかに再捜査をすべきだと薪は言い、絹子の包丁の扱い方が慣れていると感じた青木は、これまでも幾度か絹子は殺人をおこなっている(これが初めての犯行ではない)と思いました。
しかしこれは上層部に聞き入れられませんでした。絹子が真犯人だということが公になると、浩一は冤罪で死刑に処されたことになり、警視庁のメンツが立たなくなるからです。

【承】- 秘密THETOPSECRETトップシークレットのあらすじ2

第九には圧力がかかり、正式な機関として認められる昇格は無期保留になりました。昇格は当分難しいとされます。
第九ではない他のところで、犯人が絹子と示す「物証」が出てきたら再捜査を進めるとされました。
青木は知人の特殊脳内チームの刑事・眞鍋に会い、協力を要請します。他ならぬ眞鍋が露口家の事件を捜査し、浩一を逮捕していました。
眞鍋が露口浩一の時計をしていることに目をつけた青木は(脳内スキャンで浩一がしていた時計と確認した)、眞鍋に浩一の脳内映像を見せて絹子の捜索を頼み ます。眞鍋は5年前に離婚した際に多額の賠償請求をされており、金に困っていました。金に困ったせいで、事件現場の金目のものを時々盗むことをしていま す。
眞鍋も青木に協力すると約束しました。
薪は、絹子はサイコパス反社会性人格障害)で、ある日を境に父・浩一がそれを知っていながらも、絹子にいいように操られていた可能性を指摘します。浩一 の脳内映像では、長女・絹子が自宅寝室に次々と男たちを引っ張り込んで性行為をおこなっているのを目撃しており、絹子も父・浩一に覗かれているのを知って いました。さらに絹子は、父・浩一とも肉体関係を持っていました。
絹子が家族を惨殺したのは、絹子の異常性が家族に露見したからだろうとされます(男性である父・浩一は操れたが、あとの女家族は操れなかったとされる)。 事件時に被害者たちはモルヒネを飲まされて麻痺させられており、薪は眞鍋に「絹子にモルヒネを提供した人物を探せと言いました。
絹子の同級生で、絹子と性的な関係があったとされる田中俊一が医学部在籍中であったことから、眞鍋は田中に聞きこみに行きます。
田中は、自分が好きだったのは妹の麻子でしたが、ある日麻子から「家に来い」というメールが届いたので行くと、家には絹子しかおらず(絹子が麻子の携帯を 使って呼び出したと思われる)、絹子に誘われて関係を持ったと言いました。田中の話を聞く限り、絹子が田中からモルヒネを提供されたようには感じられませ ん。
薪は絹子の主治医・斉藤純一郎に会いに行きました。
斉藤先生は元患者の絹子がサイコパスと知りながら、3年前から敢えて処置せず静観していた節がありました。斉藤は映画『マルコヴィッチの穴』を例に挙げ、 自分を隠して人々の反応を見ている現代人の特性を指摘し、誰もが皆仮面をかぶっていると言います。モルヒネは斉藤から受け取った可能性が高まりました。
その折、記憶喪失だという絹子が山梨県で発見されます。但し「記憶喪失」は本人の証言であって、父・浩一の死刑求刑を受けて「もう裁かれない」と知った絹子が世間に出て来たのではないかと、眞鍋や薪、青木は受け取りました。
絹子と当時肉体関係にあった男性のうち、2名は現在も健在ですが(1人は先述の田中)、5名が行方不明になっています。
眞鍋はもう1人の現在も健在の男性・山口和英を探り当てましたが、彼は投身自殺をして訪ねて来た眞鍋の目の前に落ちてきました。その頃日本では、皆既日食が見られました。
しかも、なんと全国でほぼ同時刻に、自殺者が9人いたことが判明します。
薪が上と掛け合い、自殺の謎の解明は第九が全面的に捜査することになりました。自殺者の遺体が続々と運び込まれ、脳の損傷の有無を確認した後、脳内映像を確認します。
彼らの共通点を探ったところ、9人は同じ時期に同じ少年院にいたことが判明しました。絹子との関わりは不明です。
眞鍋の目の前に落ちて来た男・山口の死の直前の映像は、若い男の子に押されて死ぬ映像が見えました。眞鍋は「他殺だ」と思いますが、その男子は既に死んでいました。山口が殺した相手で、「罪悪感が見せた幻影」でした。
4年前の彼らが同じ少年院にいた頃の映像を確認したところ、少年院では「少年の更生を促すための講演」が開かれていました。講演をおこなうのはフードをかぶった男で、講演では少年らに液体が配られます。「バルビツール酸系の催眠薬」だろうと薪は言います。
講演では音でリズムを作って少年たちを催眠状態に陥らせ、メスメリズム(暗示療法)で少年たちにある暗示を与えていました。
「これを見たら、鍵が開いたサインです。もうあなたは、秘密を保持できない」と言って男が見せたのは、皆既日食の映像でした。
少年たちは皆既日食を見ると自殺するように、催眠暗示をかけられていました。
少年院で講演をした人物が28人殺しで裁かれた男・貝沼清孝だと気づき、薪は倒れます。
貝沼に何らかの催眠をかけられて、絹子が殺人を行なった可能性を考慮した眞鍋は、絹子に自供させようと考えました。ところが絹子は聴取を受けても「覚えていない」の一点張りです。さらに絹子は青木を誘惑する素振りを見せ、眞鍋を愚弄しました。
捜査が進まないと思った青木は、鈴木克洋の脳を見せてくれと薪に頼みます。
ところが薪は青木に反撥し、強行するようであれば任務から外すと言います。青木は薪に「あなたは何と戦っているんですか」と問いかけました。

【転】- 秘密THETOPSECRETトップシークレットのあらすじ3

他人の脳を見る第九の「毒」のようなものが、青木にも出始めました。殺害現場の部屋に 絹子がおり、「証拠があるなら捕まえて」と言い、「あなたも私を愛してるんでしょ」と迫ってくるため、青木が絹子の首を絞めたところ、絹子の顔が黒くな り、血の海が押し寄せてくる…という幻影を、青木も見ます。
その折、また死体があがりました。今度は絹子の幼馴染みです。
幼馴染みの見た映像から絹子との接点を見ようと考えましたが、青木の考えは失敗に終わります。死んだ青年は轢死(交通事故死に見せかけて突き飛ばされて殺されているよう)ですが、全盲の人物のため、脳内映像が見られないのです。
手詰まりだと感じた眞鍋は、露口家にて絹子を追いかけ、銃を向けて脅します。青木は眞鍋を制止しますが「このままじゃ何も解決しない。力づくでも白状させるしかない」と眞鍋は青木に言いました。青木は牽制で眞鍋に銃を向けます。
眞鍋も青木と同様、脳内映像を見たことで幻影に悩まされているようで「もう戻れない、人の脳を見たから」と言いますが、青木は「戻ります。戻します」と説得しました。
眞鍋と青木は合い撃ちとなります。絹子は「そう、あの人の言う通り、いつでも戻れるよ。でもね。夜になるとまた記憶が、よみがえり、よみがえり…」と言い、それを聞いた眞鍋は自分の脳を打って自殺しました。絹子は笑います…。
…同じ頃、薪も貝沼事件を掘り返そうとしていました。
第九が貝沼事件を封印したのは、捜査員の死が関係しています。28人を殺害した死刑囚・貝沼清孝が死刑に処された後、その脳内映像を見た第九の担当者は当 時5人おり、うち3名は精神錯乱による自殺、1名は薪の発砲によって死んでいました(薪の正当防衛)。心を病むこともなく、現在も活動を続けているのは薪 のみです。
4年前に自殺した1人・鈴木克洋は、捜査の途中で貝沼の脳を破壊した後、自殺しました。鈴木が貝沼の脳を破壊した現場に、薪が鉢合わせました。鈴木は自分の脳を破壊してくれと薪に頼み、制止しようとした薪に、正当防衛で自身を射殺させるよう発砲しました。
薪は正当防衛とはいえ親友・鈴木を死なせてしまった罪悪感と、貝沼の脳を見た人物の心が壊れてしまうことで、捜査を中断しました。これが貝沼事件の背景です。
鈴木の脳を見れば「鈴木が見た、貝沼の脳の映像」が見られると考え、薪は鈴木の婚約者・三好雪子に依頼して、冷凍保存されていた鈴木の脳を見ることにしました。
「鈴木は俺を殺したくなるような映像を見たのかも」「あるいは、あいつは俺の身代わりになって死んだのかも」薪は雪子にそう言いますが、その答えは鈴木の脳を見れば分かります。
鈴木の遺体が冷凍庫から運び出され、MRIにかけられました。薪は装置をつけて鈴木の脳内映像を見ます。以下、鈴木の脳内を経由して見ることで、貝沼の脳内映像も見ました。
薪と貝沼は、まだ薪が新米刑事だった頃に、とある教会で出会っていました。
教会の礼拝の後、誰かの落とした財布を拾った貝沼が、出来心でそれを上着のポケットに入れようとしたところを見咎めた薪が、手首を握って止めます。自らが 警官であることを証明した薪は「善意と悪意は紙一重です。今日のところは見逃しておきます。あなたはまだ、罪を犯していない」と言いました。そして薪は自 分の金を貝沼に渡して放免しました。
これが貝沼にとっては愛憎入り乱れた感情となり、感情の矛先は薪に向かいます。
薪が貝沼を見逃した1年後に、貝沼は最初の殺害を行ないました。そして以後「誰かに見せつけるかのように」殺戮を繰り返していったのです。
貝沼の脳には、貝沼が絹子に催眠術の練習を施すシーンもありました。これで、貝沼と絹子の接点が見つかります。
鈴木の脳は、薪が見ていない「貝沼の最期の映像」も見ていました。獄中で貝沼は自殺を図ったのですが、自殺直前の映像が流れます。
貝沼はトイレの水に顔を映して自分の顔が見えるようにすると、喋り始めます。唇の動きで、貝沼が何を言っているのかが分かります。
「薪さん、俺の姿が見えてるかい? 薪さん、あんたはあの日、俺を見逃してくれた。それどころか俺に施しもしてくれた。よほど俺が哀れに見えたんだな。優 しいよね、あんたは。あれから俺はあんたのことが頭から離れなかった。あんたが愛しくて…『善意と悪意は紙一重』だっけ? その言葉、そっくりそのままお 返しするよ」
そこまで言うと、貝沼は歯にひっかけた糸を引きずり出し、胃の中に呑みこんでいた折り畳みナイフ(ビニール袋に入っている)を取り出すと、思い出したかのように言葉を付け足します。
「ああ、殺した28人はあんたへのプレゼントだ。神の領域を侵したあんたへの捧げもの。まだ終わっちゃいねえよ、薪さん」
そう言うと、貝沼はナイフで自らの首を切って自死しました。

【結】- 秘密THETOPSECRETトップシークレットのあらすじ4

これを見た鈴木は「この映像を見ると薪が精神的に追いつめられる、あるいは発狂する」と感じ、対処せねばと考えます。
隣室にある貝沼の遺体の部屋に行き、威嚇発砲で同僚を追い出してから、貝沼の頭部に銃を向けました。そして鈴木は、薪がやってきた途端に貝沼の頭部に銃弾を撃ち込み、貝沼の脳を見られないようにします。
鈴木は自分の頭部にも銃口を向けますが、薪は「落ち着け」と説得します。鈴木は「薪、お前が撃て。頼む、もうこんなものが誰にも見られないように」と言いました。
「撃て、俺は本気だ」と鈴木が本当に薪を撃ちそうになったので、やむをえず薪は鈴木を撃ちました。鈴木は薪の腕の中で死にます。
鈴木の脳内では、最期の映像が展開されていました。死の間際、苦痛を回避するために脳内で出されるエンドルフィンにより、必ずしも現実にあったことではな い「自分にとって一番幸せな時間」を、鈴木の脳は作りだしていました。それは巨大風車を背景に、薪と鈴木が芝生で談笑しているシーンでした。美しい世界が 必ず存在するのだと、最期の瞬間まで鈴木は信じたいと思っており、それに気づいた鈴木の婚約者・雪子は涙を流します。
鈴木の脳を見た薪は、雪子に「ありがとう」と言いました。
確かに貝沼と絹子が繋がっていたという確証を得た薪の元へ、当の絹子から電話があります。青木の携帯電話を使ってかけられたため、着信元は青木となっていました。
「なにのんびりしてるのよ。早くしないとあなたの可愛い人が死んじゃうよ」
そう言われた薪は露口家に急行し、倒れた眞鍋と青木の姿を見つけます。眞鍋は脳を破壊して死んでいますが、青木にはまだ息がありました。青木は救急搬送されます。
薪は絹子に「お前と貝沼の繋がりが分かった」と言いますが、絹子は「私を殺して、脳を覗きなさいよ」と挑発します。薪は「この世界はお前や貝沼の考えているように、憎しみや怒りが満ち溢れている世界じゃない」と言いますが、絹子の心には響きませんでした。
病院に搬送された青木は、一命を取り留めます。
青木の病室に絹子が現れ「私がこうなったのは、お父さんのせいだったのかな。それとも、生まれつき? いつか死んだら、脳を送ってあげる。でも、それまでは何もできない。なーんにもね」と言うと、青木にキスをして立ち去りました。
青木は病室のベッドから這いだし、駆け付けた看護師に携帯電話を借りると、薪に連絡を取ります。そして「まだあるんです。調べられる脳が」と言いました。
青木の言う通りでした。轢死したとされる全盲の幼馴染みの青年の盲導犬ゴールデンレトリーバーの脳が、犯行を記録していました。
犬の視点なので、視野は低めです。
飼い主の事故の直前、ゴールデンレトリーバーは絹子に奪われていました。幼馴染みの青年は、犬の鳴き声を認識して車道に出ることが予想できました。映像ですべて確認されます。
もう1つ、レトリーバーの脳から確認できたことがありました。
全盲の幼馴染みを連れた絹子が、人骨が多く捨てられている場所に案内されている映像が残っていました。幼馴染みは見えていないのですが、つまずいた瞬間に人間の頭蓋骨を触り、いぶかしげにしています。
そこは絹子の潜伏先でした。薪は緊急の事案が発生したと警察上部に連絡し、潜伏先に警官を向かわせます。
潜伏先にいた絹子に、薪は「お前はもう、どこにも逃げられない」と言います。絹子は「私は、私は生きなきゃいけないの。私の代わりに死んでくれた父のために」と言いながら、自分の周囲に油を撒いてろうそくで火をつけ、焼身自殺しました。
(炎の勢いが強かったので、絹子の脳は回収不能だと思われる。絹子が自殺したのは追いつめられたからであろうが、それだけではなく、絹子なりに父・浩一を愛していたからではないか)
事件は、被疑者死亡のまま解決しました。
露口絹子が死亡して1か月が経過します。絹子の動機は分からないままですが、潜伏先で発見された人骨の身元は判明してきつつありました。
青木はリハビリを続けながらも退院し、死亡した眞鍋は2階級昇進します(殉職と認められた)。
世間では絹子の死からわずか1か月しか経っていないのに、日々物騒な事件ばかり続いていました。
今回の捜査の働きを認められた第九は、警視庁の正式な機関になります。
退院した青木は、右手で松葉づえをつきながら薪のところへ行き、辞職願を提出しました。
「君が望むなら、第九で働き続けることも可能だ」と薪が青木に言いますが、青木は「私に、そんな資格はありません」と答えます。
薪は青木を引き止めませんが、USBメモリを渡し「時間のある時に、一度見てみろ」と言いました。
帰宅した青木は、ノートパソコンでUSBメモリを開きます。その映像を見た青木はショックを受け、泣きそうな顔で立ち上がろうとしました。
青木が見た映像は、盲導犬の見た世界です。花見の頃の風景、赤ちゃんを抱っこした女性、笑う男子高校生たち…。みんな笑顔を浮かべており、ゴールデンレトリーバーの見た世界は、とても温かくてとても美しく、本当に世の中が美しかった、幸せだったと思われるものでした。
盲導犬の飼い主のガールフレンドと思しき女の子が、レトリーバーのハーネスを外してくれます。犬は、芝生を走りに行きます。
自発呼吸もできず意識不明のままの父に取りすがって、青木はいつまでも泣きました。
青木は第九で働き続ける決意を胸に、背広を着て出勤します…。

※盗用防止の為、「秘密THETOPSECRETトップシークレット」のネタバレあらすじ内容を一部改変しております。

みんなの感想

ライターの感想

原作未読だと、1度の視聴ですべてを理解するのはかなり難しい(私は原作未読)。
2時間半近くある映画。…長い&けっこうしんどい。見終わったあと、疲れた…と思う。
生田ファン、岡田ファンへのサービスなのか、たまに「生田の顔をぐるりと撮ってみました」という無駄なシーンがあった。
無駄という表現は語弊があろうか。とにかく、もっとコンパクトにまとめればいいのに…と思わなくはない。
(2時間半はきついよ。無理に詰め込めず、「露口事件」「9人同時刻自殺の事件」「貝沼事件」2つくらいに絞ればよかったのに)
映像は美しいです。ただ…グロの耐性がある方に視聴を勧めます。
というのも、冒頭の浩一の脳内を見るシーン…もろに「頭皮をはいで頭蓋骨をむきだしにして、頭蓋骨をドリルで割って脳みそ露出」これ全部見せるんです。
かなりの耐性がないとダメだと思う。満足度は高いけど、とにかく2時間半は長かった~。

匿名さんの感想

ぐろい。でもすてき

匿名さんの感想

あんなに長い映画だとは思わなかった。
しかも頭を切る映像、tvドラマのようにぼやかして
映すのだろうと思ってたら、結構しっかり映してて
かなりグロくて見ていられず、目を瞑ってしまった。。
その上カメラワークのせいなのか、酔ってしまったので
余計に具合悪くなりつつ、映画を観る羽目になりました。
思ってたよりも重くて暗くて、しんどかったです。。

匿名さんの感想

貝沼と絹子の接点がわからない
貝沼の脳をみても精神をやむほどのものとは思えず、共感できないなので、演技が仰々しくみえる
眞鍋の暴走具合もよくわからない
どうしたらそういう行動になるのか
肝心な絹子がどうして殺人を犯してまた、世間にでてきたのか、最後にあの場所で火をつけたのもよくわからない
フランスに行くんじゃなかったのか?
とにかく脚本がいまいちなんんだと思います

「鬼談百景」のネタバレあらすじ結末

鬼談百景の主な出演者

ナレーション(竹内結子)

鬼談百景のネタバレあらすじ

【起】- 鬼談百景のあらすじ1

「追い越し」
監督/中村義洋、脚本/鈴木謙一、出演/岡山天音、藤本泉森崎ウィン吉倉あおい、長井短
午前3時、2組のカップルがその1人ゆうさんの運転で心霊スポット巡りをした帰り、田舎の1本道を走っていると白いコートの女が手ぶらで歩いているのが見 えます。ゆうさんは速度を落として観察しようとしますが飽きてきたため、アクセルを踏み女の脇をすり抜けようとします。が、いくらスピードを上げても女は 車と同じスピードで憑いて来てバックミラーに映っていました。

「影男」
脚本/監督/安里麻里、出演/根岸季衣山田キヌヲ、他
急な仕事で幼い息子2人を近所に住む母親に預けたKさん。母親は2人と昼食を食べ、昼寝に添い寝をするうち眠ってしまいます。が、何かを激しく叩く音で目 が覚め、音を頼りに廊下に行くと黒い影のような男がガラス窓を怒ったように激しく叩いていて、家の中にいた母親に襲いかかります。
必死で抗ううち電話の音で目が覚めますが、彼女は孫の隣で寝ていて電話はKさんからでした。反射的に平静を装い話し始めますが、鼻血がしとどに流れ始めます。
夜、戻ったKさんは寝相が悪くてぶつけたのではと笑いますが、間もなく廊下から再び窓を叩く音が響きます。音は2人ともが聞き凍りつきますが、確認する勇気は無く、その日以来現れなかったと言うことです。

「尾けてくる」
脚本/監督/安里麻里、出演/久保田紗友、田村泰二郎、眼鏡太郎、他
Sさんが女子高生だった雨模様のある日、部活の帰り道に公園で作業服の男が傘も差さずに茫洋と佇んでいるのを見かけます。男はSさんに気づくとゆっくりを顔を向け、急ぎ足で去って行く彼女をじっと見つめていました。
彼女は公園を過ぎたところで出会った老人に変な人がいると訴え、老人が見に行くと男は首を吊って亡くなっていました。老人は警察に電話をし、帰るよう言わ れた彼女は自宅に駆け戻り、キッチンにいる母を見て安心して入ろうとします。が、玄関脇にその男がいてじっと彼女を見ていました。
その後、上京した彼女は、青い作業着を見るたび驚くが大概は見間違いだと言います。が、ただ立っているだけの身動きしない人はよく見かけるそうです。

【承】- 鬼談百景のあらすじ2

「一緒に見ていた」
脚本/監督/大畑創、出演/淵上泰史、屋敷紘子、重松隆志、中原和宏、緒沢あかり、他
高校生Sさんの担任の先輩教師が体験した話。彼はある日校内でさえない女性事務員に声を掛けられ無視しますが、ほどなくして教室で首を吊って死亡している彼女が発見され、騒ぎになります。
遺体は降ろさますが、瞼がどうしても閉じないうち、彼だけが現場に残されてしまいます。彼はその視線が気になり涙の痕に気づきますが、舌打ちをして隣の教室で待つことに。
が、彼女は校庭や教室に出現し、やがて窓を見ていた彼の背後から肩に手を置き、人が戻るまでずっといっしょにいたそうです。戻った女性教師は彼が別人のよ うに口汚く罵る声を聞きます。「1回ヤッただけだろ!ふざけんな!やめろよ!」…教室を出る彼は肩を何度も払っていました。

「赤い女」
脚本/監督/大畑創、出演/高田里穂、加弥乃、比嘉梨乃、石川絢子、和地つかさ、他
Nさんは突然転校してきたAさんから前の学校で赤い服の女がコツコツと言う足音を響かせて校内を徘徊する、その話をすると本当に赤い女が現れるという怪談話を聞き、足音と女が怒鳴り声を聞きビビります。が、Aさんは冗談だと笑い、一緒に友人の家に向かいます。
それはNさんと3人の友人が企画したAさんの誕生会で、5人で盛り上がった後、夜になり、AさんはNさんに昼間の怪談を聞かせてあげてと言い出します。Nさんは、嫌がる子もいる中、”女が現れる”まで話をさせられます。
話しが終わった途端、ドヤ顔のAさんはスルーされ、派手な音楽で盛り上げますが、途中で音楽が止まり足音と怒った女の声が響きます。怯えていた友人はベランダの窓越しにその女を間近で見てNさんたちを責め、皆が怯える中、解散となります。
帰り道、AさんはNさんに赤い女は話をした人間からは去り、聞いた人間を襲うのだと打ち明け、「私たちは大丈夫」と言い、彼女は誰も話を聞いてくれなく なったため転校したと笑い出します。その頃、友人たちは赤い女に襲われていました。が、Aさんも突然現れた赤い女に引きずられて行きました。女の正体は謎 のままです。

【転】- 鬼談百景のあらすじ3

「空きチャンネル」
脚本/監督/岩澤宏樹、出演/高尾勇次、石賀和輝、谷井優貴、佐々木幸子、他
高校生T君の友人Y君が深夜、受験勉強のためラジオの教育チャンネル聞こうとしたら、他人を口汚く罵る盗聴電波らしい女の声が入ったと言い出し、T君に相談しますが聞き流されます。
Y君は毎晩その放送を聞きハマって行きますが、学校ではぼんやりするようになり、女がヤバいことになってきたとT君に相談します。T君は聞かない方がいい と言いかけた時、見るとY君の後ろには黒い影が付きまとい、身体に女の身体がめり込んでいるのを目撃し、別の友人からもY君とすれ違った時赤ん坊の泣き声 を聞いたと言われます。
T君は深夜、Y君の言うチャンネルを探しますが、耳元で「ぜひ聞いてもらいたいんです」と言う女の声を聞き止めてしまいます。
翌日のHRでT君はY君が自宅で首を吊り亡くなったと聞きます。遺書は無く動機は不明でした。

「どこの子」
脚本/監督/岩澤宏樹、出演/小野孝弘、野村修一、江森咲輝
Iさんの通う高校で起きた出来事。その夜、職員室に残っていた2人のうち、ベテラン教師は新任教師に1人で残らない方がいいと言って帰ろうとします。その 時、教室から物音がして見に行きますが誰もいません。ベテラン教師はこういうことがあるからと言って先に帰ってしまいます。
慌てて帰宅準備をする新任教師は、笑い声で振り向くとドアから赤いスカートの少女が覗いて笑っているのを目撃します。彼は怒って追いますが、少女は彼をからかうように逃げ廻ります。
その頃、忘れ物に気づいたベテラン教師は車を停めて学校に電話をしますが、少女が出て慌てて切ります。が、車の前には黒い影が現れ、フロントガラスにたくさんの顔が映り絶叫します。
新任教師は少女を階段に追いつめますが、その顔が崩れ引き攣れているのを見て逃げ出し、道で車の横に呆然と座るベテラン教師を見つけます。少女の笑い声は道にも響いていました。
その少女はなぜか教師にしか見えないそうです。

【結】- 鬼談百景のあらすじ4

「続きをしよう」
脚本/監督/内藤瑛亮、出演/石井蓮、酒井天満、安藤千織、北原十希明、三澤和歩、正垣那々花、矢口凜華、大藤瑛史、江口湊太
Nさんが幼い頃、友だち8人で境内で遊んでいた時、誰かが「お墓で遊ぼう」と言い出し、皆は普段は遊ばない墓地で鬼ごっこをして遊ぶ事に。
そのうち幼い1人が墓石から落ちて、ひどいケガをしたため帰りますが、残った子たちは「祟られたなぁ」と笑って遊び続けます。次には女子が倒れた墓に足先 を潰され帰り気まずくなりますが、「続きをしよう」と誰かが言って再び遊び始めます。そうして次々とケガをして帰るうち、NさんとKちゃんの2人だけにな りますが、Nさんがケガをして帰ることに。
Kちゃんは墓地に1人残ってしまいますが、どこからか「続きをしよう」と言う声がします。振り返るとそこには全身血塗れの子供が走って近づいてきていました。
一旦家に帰って手当をしてきた6人に、「最後、誰だった?」と聞かれたNさんは黙って墓から出てきたKちゃんを指差します。Kちゃんはしばらく誰とも口を利かなかったそうです。

「どろぼう」
脚本/監督/内藤瑛亮、出演/萩原みのり、小橋めぐみ、西田薫、忠海蓉子、他
Tさんが高校生だった頃、近所の子沢山の家の奥さんの様子がおかしいという噂がありました。
彼女が母親と弟と一緒に回覧板を届けに行った際、奥さんは明らかに妊婦でしたが太っただけと笑っていました。が、ほどなくして腹の膨らみは無くなり、Tさんの母親と祖母は今以上に増えたら生活が苦しいから…怖いねぇと噂しています。
ある日、Tさんは弟が遊んでいた見知らぬ子供と出会います。その子はまあちゃんといって子沢山の家の子だと言いますが、ちょっと前、どろぼうに家の前の細 い側溝に落とされて流されたと話します。その子は小学校低学年くらいで側溝に流れる大きさではありません。また、助けてって言えばよかったのにと弟に言わ れると「おんぎゃーって泣いたけどダメだったの」と言い、Tさんが落とされたのは赤ちゃんなの?まあちゃんなの?と聞きますが黙っていました。
後日、1人で回覧板を届けに行ったTさんは、奥さんにお腹はどうしたのかと聞くと、卵巣の病気だったが薬で引っ込んだ、まあちゃんは元気かと聞くと、一瞬間をおいて、元気よと答え微笑みました。Tさんは、噂は信じないが、それ以来溝が怖くなったと言います。

「密閉」
脚本/監督/白石晃士、出演/三浦透子、細川佳央、西山真来
彼氏の浮気が原因で別れたばかりの1人暮らしのOL、Kさんは、元彼がなかなか荷物を取りに来ないことにムカつきつつも、何度閉めても開いてしまう折り戸のクローゼットを不気味に感じていました。
彼女が酔って帰ったある晩、開いていたクローゼットの扉をリボンで閉じて眠ってしまいます。が、元彼の電話で起こされた時、そのリボンが中から解かれるの を見て、慌ててクローゼットを開けると、中に入れてあった大きな旅行用トランクに白い服の女が戻っていくのを目撃します。そのトランクは元彼がどこかから 拾って来たものでした。
Kさんは翌朝、渋る元彼に荷物を取りに来させ、トランクも持ってってと頼みます。彼は、そのトランクが元々開かなかったことを思い出し、工具で開けようとしますが開きません。
が、諦めた瞬間、トランクが開き、彼は中から出てきた女に引きずり込まれてしまいます。彼女はトランクのふたにかかった元彼の手を剥がすとトランクは再び閉じてしまいました。
彼女はトランクをガムテープでぐるぐる巻きにして粗大ゴミに出し「地獄に堕ちろ」と呟きます。
Kさんは、トランクを彼が引き取ってくれなかったため、自分で捨てたと言ったそうです。

「ブロークンイングリッシュ」

ブ ロークン・イングリッシュの紹介:男運のない独身のノラは一人寂しく過ごしていた。あまりに切なくて仕事仲間のパーティに参加することに。そこでフランス から来ていたジュリアンと出会う。男運の無さから心を閉ざしていたノラだったが、ジュリアンの真っ直ぐな想いに惹かれていく。ノラとジュリアンの恋愛を描 いた作品。ゾエ・カサヴェテスの監督デビュー作。サンダンス映画祭上映作品。インディペンデント・スピリット賞で2部門にノミネート。

 

映画「ブロークンイングリッシュ」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「ブロークンイングリッシュ」のネタバレあらすじに注意ください。

 

予告動画

ブロークンイングリッシュの主な出演者

ノラ(パーカー・ポージー)、ジュリアン(メルヴィル・プポー)、ヴィヴィアン(ジーナ・ローランズ)、オードリー(ドレア・ド・マッテオ)、ゲーブル(ジャスティン・セロー)

ブロークンイングリッシュのネタバレあらすじ

【起】- ブロークンイングリッシュのあらすじ1

ノラはニューヨークのホテルでVIP対応として働いていました。友達は次々と結婚していきますが、ノラは独身でした。親友のオードリーも結婚して5年が経っていました。
ある日顧客サービス担当のノラが受付に対応に行きます。俳優のゲーブルが予約が入ってなくて困っていたのです。部屋を用意してデートに誘われるノラでした。
一晩を共に過ごして、家族にも付き合ってることを言います。その後オードリーとテレビを見ていると、ゲーブルには恋人がいる事が分かります。
見かねた母が友人の息子を紹介します。一緒に映画に行きますが、結局うまく行きませんでした。男運の無さにノラはもう付き合わないことをオードリーに言います。
友達は夏で出掛けていますが、ノラは地元に残っていました。一人休日を過ごしていると、仕事仲間からパーティーの誘いがきます。あまりに切なくてノラは参加することにします。

【承】- ブロークンイングリッシュのあらすじ2

参加したものの気乗りしないノラは家に帰ることにします。するとフランスから訪ねてきたジュリアンがやってきます。ノラに一緒に酒を飲もうと誘います。
心を閉ざしてしまっているノラは、ジュリアンを信用しませんでした。ジュリアンは真っ直ぐ気持ちを伝えてきます。
キスする事も嫌になってしまっているノラでした。それでもジュリアンは一緒にいて楽しいとデートを続けます。
デート中にノラが発作を起こしてしまいます。そして薬を飲んで眠ります。ジュリアンはそっと帰ります。
翌日ジュリアンが帰った事を謝りにきます。ノラは自分のほうこそ悪かったと謝ります。明日ジュリアンはフランスに帰るため、今日は一緒に過ごそうと誘います。
飛行場へ向かおうとすると、ジュリアンがノラに一緒にフランスに行こうと誘います。ノラは現実的に考えると決断できないと言います。ジュリアンは携帯番号をメモに残してフランスに帰ります。

【転】- ブロークンイングリッシュのあらすじ3

ジュリアンが去ってからノラは上の空でした。仕事にも身が入らず、上司から怒られてしまいます。そして仕事を辞めてしまいます。
ノラはジュリアンに会うために、オードリーと一緒にフランスに行くことを決意します。格安でフランスに行くために荷物を運ぶ仕事を受けます。
フランスに到着して二人は荷物を届け先に持って行きます。ノラの届け先のおばあちゃんはノラを孫と間違えていました。結婚は時間がいるものだとアドバイスされます。
オードリーの届け先の男性はオードリーを口説いてきました。浮気をしてしまったオードリーはひどく落ち込みます。
ホテルに戻ったオードリーはノラが意気消沈していて心配します。ジュリアンの携帯番号の書いたメモを無くしてしまったのです。

【結】- ブロークンイングリッシュのあらすじ4

翌日二人は街にでてジュリアンを探します。結局見つかるわけもなく、ショッピングを楽しみます。飛行機で帰る時間になり、ノラは残ることをオードリーに伝えます。
ノラは一人ジュリアンを探します。カフェで知り合った人達やバーで知り合った男性から励まされます。結局ジュリアンを見つけることはできませんでした。
オードリーに帰ることを連絡するノラでした。電車で飛行場に向かっていると、一人の男性が乗ってきます。バーで知り合った男性から魔法は起きることは少ないと言われてました。しかし、魔法は起きたのです。
乗ってきた男性はジュリアンでした。ノラは話しかけます。驚いたジュリアンは行き先を聞きます。電車をすぐに降りてカフェにノラを連れて行きます。
連絡を待っていた事や、フランスにいる理由をノラに聞きます。メモを無くした事など事情が色々あった事をノラは話します。
ノラは私の事好き?とジュリアンに聞きます。ジュリアンがイエスと答えてエンディングとなります。

「ミッシング50年前の記憶」のネタバレあらすじ結末

映画「ミッシング50年前の記憶」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「ミッシング50年前の記憶」のネタバレあらすじに注意ください。

 

ミッシング50年前の記憶の主な出演者

トム・アドキンス(ジョン・ハム)、マシュー(ジョシュ・ルーカス)、バーバラ(ローナ・ミトラ)、ロジャンニ(ジェイムズ・ヴァン・ダー・ビーグ)

ミッシング50年前の記憶のネタバレあらすじ

【起】- ミッシング50年前の記憶のあらすじ1

トム・アドキンス刑事は息子のトミーと花火を観に来ていました。近くのレストランで食事をしていて、トムが少しの間席を外します。戻ってくるとトミーは居なくなってしまいます。
それから10年、トムはトミーの捜査を続けていました。犯人は他の罪で服役中のロジャンニだと考えています。しかし証拠不十分で不起訴となっていました。
ある工事現場で箱の中に入った少年の遺体が発見されます。トミーだと思ったトムと妻のバーバラは確認をしに行きます。
遺体の側には玩具が入っていました。検死を行った所、遺体は50年も昔に埋められたものだと分かりました。トミーではなかったのです。
ここで時は50年前に遡ります。マーク、ルーク、ジョンの3人の子供の父親マシューと妻パールがいました。仕事が無くて、家を差し押さえられるのも時間の問題でした。

【承】- ミッシング50年前の記憶のあらすじ2

病弱なパールは首をつって自殺してしまいます。マシュー達親子は親戚のコーラルを頼って向かいます。途中のレストランでハンバーガーを頼みます。ウェイトレスのサリーが子供達に笛をあげます。
コーラルの家に到着すると、預かれるのはマークとルークだけだと言われます。ジョンは知的障害があったのです。
マシューとジョンは街まで仕事を探しに向かいます。安宿を借りて、ビルの建設の仕事にありつきます。そのビルは遺体の発見された現場でした。
マシューはジョンを一人にすることができないので、職場に連れて来ていました。現場監督には連れてこないようにと怒られてしまいます。
困ったマシューは同僚でアダ名が「学位」と呼ばれている男とバーに来ていました。そこで、途中のガソリンスタンドの奥さんのローズと再会します。

【転】- ミッシング50年前の記憶のあらすじ3

少しの間ジョンを車の中で寝かせて、マシューとローズは愛し合います。ローズにジョンを預かってもらえないか相談をするマシューでした。
諦めたマシューが車に戻るとジョンは居なくなっていました。マシューは同僚達に呼びかけてジョンを探すのを手伝ってもらいます。警察にも頼みますが、動いてはくれませんでした。
ジョンを連れ去ったのは「学位」でした。「学位」はジョンを箱の中につめて、地面の下に入れてセメントを流し込みます。彼はマシューが苦労しているため、代わりに殺したのだとエンディング近くで告白します。
時は現在に戻って、記者のピートは箱の中の遺体を大々的に記事にします。そして多くの情報が入ってきます。遺体の少年がジョンだということが分かります。また、近くをうろついていた怪しい男のナンバーも確認します。

【結】- ミッシング50年前の記憶のあらすじ4

情報を頼りにコーラルの娘エドビナやルークと会うことができます。怪しい男はルークだったのです。ルークがトム達にサリーを紹介します。
サリーはジョンを探すことがきっかけでマシューと再会したのだと言います。それからサリーはマシューとマーク、ルークと一緒に暮らしたのだと言います。マシューはすでに亡くなっていました。
サリーの情報から、ジョンの捜索で一人助けてくれた友人がいた事を知ります。その友人は「学位」であり、ロジャンニだったのです。写真からトムは同一人物である事に気づきます。
トムがバーバラに会いに家に戻ると、トミーの荷物が片付けられていました。バーバラは耐えられなかったのです。
少しだけ残していたトミーの荷物から玩具が見つかります。それはジョンの遺体の側にあったのと同じ玩具だったのです。
確信したトムは刑務所にいるロジャンニに追及します。ついに白状したロジャンニをぶん殴るトムでした。
10年の捜査でトミーの遺体を発見したトムでした。葬儀を行い、バーバラを抱きしめてエンディングとなります。